ピューマ
ピューマは、カナダ、アメリカ、メキシコ、南米全域の森林、山岳、草原、砂漠、低木地帯に生息する大型のネコ科の動物である。一般的にアメリカライオンとも呼ばれる。砂色の毛、太い脚と太い尾、丸い耳と大きな頭、白い口元、目から下に延びる黒い涙の跡のような模様が特徴である。オスは、頭胴長 120 ~ 200 cm、肩高 60 ~ 90 cm、尾の長さ 63 ~ 95 cm、体重 53 ~ 100 kg である。メスは、頭胴長 90 ~ 180 cm、体重 29 ~ 64 kg で肩高や尾の長さはオスと同等である。
カリフォルニアアシカ
カリフォルニアアシカは、アメリカ西部とメキシコの海岸地域に生息するアシカの一種である。体色は通常ダークブラウンで、側面や腹部は淡い色をしているが、メスの中には淡いブラウンの個体も存在する。幼い個体は外見が異なり、薄茶色のフワフワした産毛に覆われており、生後 5 ~ 7 か月で大人の毛に生え変わる。オスのカリフォルニアアシカは、体長 2.25 ~ 2.5 m、体重 250 ~ 350 kg。メスはかなり小さく、1.8 ~ 2.1 m、体重 80 ~ 100 kg である。
アメリカアリゲーター
アメリカアリゲーターは、アメリカ南部とメキシコの河川、沼地、湿地に生息する大型のワニの一種である。体色は、ダークグリーン、ブラウン、グレーのいずれかである。頭部は丸みを帯び、開口部が大きく、多くの歯があり、その一部が外に突き出ている。体は幅広く、背中には鱗の隆起がいくつも見られる。横に張り出した脚で地面すれすれを移動するが、走るときには地面から体を持ち上げる。オスは体長 3.4 ~ 4.6 m、体重 200 ~ 626 kg。メスは体長 2.6 ~ 3.0 m、体重 30 ~ 200 kg である。アメリカアリゲーターは一生を通じて成長が止まらないため、非常に大きなサイズになる。
ケープペンギン
ケープペンギンは、南アフリカやナミビアの海岸線や島に生息する飛べない鳥である。背中、「翼」、足が黒く、顔の黒い「マスク」の周りは白い。また胴体も白く、胸の上部に黒いラインがある。目のまわりにピンク色の裸域があり、体温調節の役割を果たしている。胸にそれぞれ個体ごとに異なる黒い斑点模様がある。大きさは 60 ~ 68 cm で体重は 2.2 ~ 3.5 kgである。オスはメスより若干体が大きく、クチバシが長い。
キスイガメ
キスイガメは、アメリカ東部および南部の汽水域や沿岸の湿地帯に生息する小型のカメである。同心円状の明暗のリングを描く「ダイヤモンド」のような独特の甲羅模様が特徴である。ただし、種の中でも模様や色調には違いがある。オスの甲羅の平均が 13 cm なのに対し、メスは 17 cm である。
ハイイロアザラシ
ハイイロアザラシは大西洋の陸地周辺 (イギリス、アイルランド、アイスランド、ノルウェー、デンマーク、フランス、オランダ、ベルギー、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ロシア、カナダ、アメリカ合衆国) に生息する海洋哺乳類である。西大西洋に棲息する個体は、東大西洋の個体よりもかなり大きい。オスは体長 2.3 ~ 2.9 m、体重 205 ~ 370 kg、メスは体長 1.9 ~ 2.3 m、体重 160 ~ 250 kgである。
ハスオビアオジタトカゲ
ハスオビアオジタトカゲは、オーストラリアの森林地帯、低木地帯、半砂漠地帯に生息する爬虫類の一種である。幅広でずんぐりした体つきで、三角形の頭と分厚い尻尾が特徴だ。さまざまな色の個体がいるが、通常は褐色、ベージュ、黒の鱗が縞模様に配置されている。名前の通り、鮮やかな青い舌を持っている。成体の体長は 45~60 cm。
アカカンガルー
アカカンガルー (Macropus rufus) は、オーストラリア全土に生息する有袋哺乳類で、沿岸地域と熱帯雨林を除くあらゆる場所で見られる。大きな L 字型の後脚と小さな前脚、大きなウサギのような耳、丸い鼻先の大きな顔が特徴だ。性的二型のため、オスとメスで外見が異なる。オスはメスよりもはるかに大きく、立った状態で体高1.3~1.6m、長い尻尾は1.3 m、体重 55~90 kg。メスは小さく、立った状態で体高 0.85~1.05 m、体重 18~40 kg。オスは赤い毛皮をしており、腹の色は薄い。脚、胸、前脚の筋肉は発達している。メスは灰色の毛皮で、筋肉質ではない。
ディンゴ
ディンゴ (Canis lupus dingo) は、オーストラリア全土に生息する大型イヌ科動物である。砂色の毛皮、白い腹、尖った耳、丸い鼻先をしている。見た目は痩せていて、平均体高 52~60 cm、体長 1.2~1.5 m、体重 14~19 kg。オスの方がメスよりも少し大きい。日和見的な捕食者だが、清掃動物でもある。したがって、哺乳類、鳥類、爬虫類、腐肉、果物、野菜など変化に富んだ食生活を送っている。
コアラ
クイーンズランドコアラ (Phascolarctos cinereus) は、オーストラリア東部のユーカリの森に生息する有袋類である。灰色から茶色の毛皮、器用な爪を持つがっしりとした手足、丸みを帯びたフワフワの耳、膨らみのある黒い鼻のついた顔が特徴だ。性的二型で、オスの方がメスよりもはるかに大きい。体長は 60~75 cmで、オスの体重は 4.2~9.1 kg、メスの体重は 4.1~7.3 kg。雌雄ともにユーカリの葉を主食としている。