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ウォンバット

ウォンバット (Vombatus ursinus) は、オーストラリア南東部とタスマニアの低木林に生息する有袋類である。 丸みを帯びた体型で、短く筋肉質な脚と丸い鼻先が特徴である。体は灰褐色の粗い毛に覆われている。頭胴長は 90 cm ~ 115 cm で体重は 22 kg ~ 39 kg である。オスとメスの間に外見上の明らかな違いはない。

メキシコサンショウウオ

メキシコサンショウウオ (Ambystoma mexicanum) は、メキシコの淡水湖にのみ生息する両生類で、自然生息地として残っているのはソチミルコ湖のみである。野生のメキシコサンショウウオは緑と茶色で、体全体に暗い斑点があるが、ペット用のメキシコサンショウウオは白っぽいものや、鮮やかな色彩を持つものが多い。首から突き出た扇のようなエラが目立つのはサンショウウオの幼生に共通する特徴だが、メキシコサンショウウオは他の種以上に水棲であるため、成長後もこの外エラが消えずに残る。顔は広く、小さな目と大きな口がある。体長 15 cm ~ 45 cm、平均体重は約 300 gである。

アムールヒョウ

アムールヒョウ (Panthera pardus orientalis) は、ロシア極東から中国にかけての温帯林に生息するヒョウの亜種である。この地域の暖かい夏と寒い冬の両方に適応して生活する。筋肉質でがっしりした体格、太い尾、幅広の顔に小さく丸い耳を持つ大型の猫科動物である。豊かな被毛は、ベースが褐色からオレンジ色で、腹部は白色である。体は黒いロゼット模様で覆われ、脚や腹部に向かって黒い斑点に変わっていく。肩高 60 cm ~ 78 cm、体長 100 cm ~ 136 cm、尾の長さが 82 cm ~ 90 cmである。メスはオスより小ぶりである。オスが体重 32 kg ~ 48 kgであるのに対し、メスは 25 kg ~ 42 kgである。

ダニューブクシイモリ

ダニューブクシイモリ (Triturus dobrogicus) は、ドナウ川の緩やかな流れや支流、周辺の森林に生息する両生類の一種である。側面と背面は、黒と茶色の皮膚で覆われており、白と黒の斑点がある。腹と喉は鮮やかな赤とオレンジで彩られ、暗い模様がある。他のクシイモリ属と同様「性的二型」を示し、繁殖期のオスには背骨に沿って特徴的なトゲのあるクシがある。オスは体長 13 cm ~ 15 cm、メスはやや大きめで 18 cm まで達する。

ナイルリーチュエ

ナイルリーチュエ (Kobus megaceros) は、南スーダンやエチオピアの湿地帯や沼地に生息する有蹄類の一種である。性的二型が顕著に見られ、オスはメスより大きく、体長 1.6 m ~ 1.8 m、肩高 1 m ~1.05 m、体重 90 kg ~ 120 kg。湾曲した細長い角を持ち、毛色は濃い茶色で、肩、顔、脚に白い模様がある。また、オスの首は長くふさふさした毛で覆われている。それに対し、メスには角がなく、毛色は明るい褐色である。メスは体長 1.3 m ~ 1.7 m、肩高 0.8 m ~ 0.85 m、体重 60 kg ~ 90 kgである。

タンチョウ

ツルの仲間で最も大きなタンチョウ (Grus japonensis) は、ロシア東部、中国、モンゴル、韓国、日本の湿地、河川、干潟に生息する水鳥の一種である。タンチョウの多くは渡りを行い、夏はロシア、中国、モンゴルで、冬は韓国や中国で過ごす。一方、日本のタンチョウは渡りをせず、周年生息する性質がある。タンチョウの羽は白色で、尾羽、首、顔は黒色、翼の端には黒い羽が一列に並ぶ。頭頂部の赤い皮膚がむき出しになっているのが特徴的なため、この名前がつけられている。タンチョウは体高 1.5 m ~ 1.58 mで、翼を広げると 2.2 m ~ 2.5 m にもなる。体重は 4.8 kg ~ 10.5 kg である。 オスはメスより体重で勝る傾向があるが、それ以外の違いは見られない。

コツメカワウソ

中央アジア、東南アジアの河川を原産とするコツメカワウソ (Aonyx cinereus) は、世界で最も小さなカワウソである。腹と喉は白く、なめらかな体は褐色の毛に覆われている。成獣は体長 72 cm ~ 96 cm、体重 2.7 kg ~ 5.4 kg になる。メスとオスには顕著な身体的差異はない。

カモノハシ

カモノハシ (Ornithorhynchus anatinus) は、タスマニア島を含むオーストラリア東部の小川、池、河川に生息する単孔目の哺乳類で、アヒルのような口が特徴である。褐色の厚い毛皮、大きな水かきと爪のある足、幅広の平らな尾、特徴的な平らなくちばしを持つ。オスは体長 42 cm ~ 60 cm、体重 0.8 kg ~ 2.5 kg、メスは体長 38 cm ~ 55 cm、体重 0.65 kg ~ 2 kgである。

ファイアサラマンダー

ファイアサラマンダー (Salamandra salamandra) は、ヨーロッパ大陸の落葉樹林に生息する両生類である。皮膚は黒地で黄色の斑点があるが、その模様には大きな個体差がある。ファイアサラマンダーは体長 15 cm~ 30 cm、体重約 30 g~ 50 g である。オス、メスの間にサイズおよび外見上の違いはない。幼生は水生だが、成体は泳ぐことができず、地上で一生を過ごす。

ダマジカ

ダマジカ (Dama dama) は、ヨーロッパ全土の草原や森林地帯に生息する有蹄動物である。被毛は褐色で、胴体には白い斑点が並んでおり、下毛と喉は淡い色をしているが、リューシズム (白)、メラニズム (黒)、メニル (尾に斑点のない淡い毛色) など様々な種が存在する。オスは「buck」と呼ばれ、完全に成長すると平均 60 cm にもなる掌状の大きな角がある。メスは「doe」と呼ばれ、角はない。オスはメスより大きく、頭胴長 1.4 m~ 1.6 m、肩高 0.85 m~ 0.95 m。メスは頭胴長 1.3 m~ 1.5 m、肩高 0.75 m~ 0.85 m である。