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ヨロイモグラゴキブリ

ヨロイモグラゴキブリ (Macropanesthia rhinoceros) は、オーストラリア北部の低木地と乾燥林に生息する大型の昆虫である。長さ約 8 cm、重さは 30 gで、濃い赤褐色の体をしている。砂地に穴を掘る習性から名付けられており、しばしば地下 1 m まで掘り進むこともある。手間がかからない点と、持ち上げたときの反応の面白さで、人気のペットとなっている。

イースタンブラウンスネーク

イースタンブラウンスネーク (Pseudonaja textilis) は、オーストラリアとニューギニアに棲む、毒を持つ爬虫類の一種である。乾燥地に好んで棲み、草原、低木地、疎林で多く目撃される。淡褐色から濃褐色で、腹部の色は薄く、カモフラージュ用に鱗に濃褐色の斑点があることもある。体長は通常、1.5~2 m で、口を開けて頭と体を高く持ち上げ、S 字型に曲げる防御姿勢が有名である。これは、威嚇ポーズだと間違えられやすい。

コモンデスアダー

コモンデスアダー (Acanthophis antarcticus) は、オーストラリア東部および南部の草原、森林、および低地に生息する毒蛇である。平らべったい三角形の頭、ずんぐりした体、突然細くなる尻尾、落ち葉やゴミに溶け込む淡褐色、暗褐色、灰色の縞模様といった特徴を持つ。平均体長は 70~100 cm である。

ジャイアントパンダ

ジャイアントパンダ (Ailuropoda melanoleuca) は中国中部の山岳地帯に生息するクマの一種である。体は特徴ある黒と白の毛皮で覆われており、脚や耳、目の周りが黒色をしている。ほとんど笹しか食べないため、豊かな竹林でしか生活できない。竹はエネルギーの低い食べ物であるため、生きていくためには大量に食べなくてはならず、起きている時間のほとんどを餌探しと食事に費やさなければならない。また、エネルギー摂取量の少なさから、生まれてくる子は、非常に小さく脆弱である。

ガラパゴスゾウガメ

ガラパゴスゾウガメ (Chelonoidis nigra) は、ガラパゴス諸島固有の爬虫類であり、他の場所にはどこにもいない。鞍型とドーム型の 2 種類に分かれ、どちらの変異型も鈍い灰褐色の甲羅と、うろこ状で灰色の肌をしている。鞍型のカメは長い首をしており乾燥した低地に住んでいるのに対し、ドーム型のカメは短い首をしており湿気の多い高地に住んでいる。どちらも極めて大型で、オスの平均体重は 272~317 kg、メスは 136~181 kg。<br><br>かつて、ガラパゴスゾウガメは肉や油を求める人々に乱獲されたり、農地を作るために生息地が破壊されたりしたために数が激減した。船乗りもまた、備蓄食料としてよくカメを乗せていた。大きいため肉がたくさん取れるうえに、ほとんど世話をする必要がなかったからである。

タイワンツキノワグマ

タイワンツキノワグマ (Ursus thibetanus formosanus) はアジアクロクマの亜種で、台湾の固有種である。ずんぐりした体型で黒い毛皮で覆われており、丸い耳と長くてまっすぐな鼻が特徴。さらに外見で最も印象的なのは、胸にある白い V 字型の斑紋である。タイワンツキノワグマは性的二形で、オスがメスよりもはるかに大きい。オスは平均体重 135 kg、体長1.7 m であるのに対し、メスは 平均体重 70kg、身体長 1.35m である。

ボンゴ

ボンゴ (Tragelaphus eurycerus) は、中央アフリカの森林地帯でひっそりと暮らすアンテロープである。黄褐色から赤色の毛皮をしており、胴体部分に白い縦縞が入っている。脚の内側は色が薄く、大きな耳を持っており、目の下に逆 V 字型の黄色い模様が入っている。特筆すべき特徴は、らせん状に伸びた大きな真っ直ぐのツノだ。オスとメスは同じくらいの大きさで、肩高 1.1~1.3 m、体長 2.15~3.15 m。ただし、メスの体重が 190 kg なのに対し、オスの体重はずっと重く平均 310 kg ある。

ベンガルトラ

ベンガルトラ (Panthera tigris tigris) はインド、バングラデシュ、ネパール、ブータン、そして中国西部が原産である。草原、森林、マングローブなどあらゆる環境で生息することができ、ヤギ、シカ、ウシなどヒヅメを持つ大きな動物 (まとめて有蹄動物と呼ばれる) を獲物とする。ベンガルトラは鮮やかなオレンジ色の毛皮と、茶色あるいは黒の縞模様と、大きな頭、筋肉質の四肢、そして大きな牙が特徴である。

アメリカバイソン

アメリカヘイゲンバイソン (Bison bison bison) は、アメリカ合衆国およびカナダが原産の大型有蹄類である。バイソンは大きな頭と肩のコブと体の前四半部が特徴的で、そのすべてがボサボサの毛で覆われている。後四半部は比較的筋肉が少なく、毛も薄い。オスとメス両方とも角を持ち、大きさも同じくらいだが、オスの方が筋肉が多いため体重はずっと重い。

アルダブラゾウガメ

アフリカ東岸のインド洋に浮かぶ群島セーシェル諸島の固有種、アルダブラゾウガメ (Aldabrachelys gigantea) は、非常に大きく成長することが可能な爬虫類である。オスの平均体重は 200~250 kg、小さいメスでも平均体重 121~159 kg ある。尖ったケラチン質のプレートでできた甲羅は鈍い灰褐色で、肌はうろこ状で灰色。