ボンゴ
ボンゴ (Tragelaphus eurycerus) は、中央アフリカの森林地帯でひっそりと暮らすアンテロープである。黄褐色から赤色の毛皮をしており、胴体部分に白い縦縞が入っている。脚の内側は色が薄く、大きな耳を持っており、目の下に逆 V 字型の黄色い模様が入っている。特筆すべき特徴は、らせん状に伸びた大きな真っ直ぐのツノだ。オスとメスは同じくらいの大きさで、肩高 1.1~1.3 m、体長 2.15~3.15 m。ただし、メスの体重が 190 kg なのに対し、オスの体重はずっと重く平均 310 kg ある。
ベンガルトラ
ベンガルトラ (Panthera tigris tigris) はインド、バングラデシュ、ネパール、ブータン、そして中国西部が原産である。草原、森林、マングローブなどあらゆる環境で生息することができ、ヤギ、シカ、ウシなどヒヅメを持つ大きな動物 (まとめて有蹄動物と呼ばれる) を獲物とする。ベンガルトラは鮮やかなオレンジ色の毛皮と、茶色あるいは黒の縞模様と、大きな頭、筋肉質の四肢、そして大きな牙が特徴である。
アメリカバイソン
アメリカヘイゲンバイソン (Bison bison bison) は、アメリカ合衆国およびカナダが原産の大型有蹄類である。バイソンは大きな頭と肩のコブと体の前四半部が特徴的で、そのすべてがボサボサの毛で覆われている。後四半部は比較的筋肉が少なく、毛も薄い。オスとメス両方とも角を持ち、大きさも同じくらいだが、オスの方が筋肉が多いため体重はずっと重い。
アルダブラゾウガメ
アフリカ東岸のインド洋に浮かぶ群島セーシェル諸島の固有種、アルダブラゾウガメ (Aldabrachelys gigantea) は、非常に大きく成長することが可能な爬虫類である。オスの平均体重は 200~250 kg、小さいメスでも平均体重 121~159 kg ある。尖ったケラチン質のプレートでできた甲羅は鈍い灰褐色で、肌はうろこ状で灰色。
ツチブタ
ツチブタ (Orycteropus afer) は中型の食虫動物で、サハラ以南のアフリカのあらゆる場所に生息している。ピンクがかった灰色の皮膚にはゴワゴワした毛がまばらに生えており、大きくてスレンダーな耳と、鼻先がブタのようになった細長い頭が特徴である。オスはメスよりわずかに大きいが、いずれも一般的な個体は体長 105~130cm、尻尾の長さ 60~70cm、体重 40~65kg 程度。