ドールシープ
ドールシープ (Ovis dalli) はドールビッグホーンとも呼ばれる野生のヒツジで、アラスカ州 (アメリカ) や、ユーコン準州およびブリティッシュコロンビア州 (カナダ) の山岳草原地帯に生息している。体色は白から薄茶色で、黄土色のツノが生えている。性的二形で、オスはメスよりもはるかに大きく、ツノも太くてぐるりとねじれている。オスは体長 1.3~1.8 m、体重 73~113 kg であるのに対し、メスは体長 1.3~1.6 m、体重 46~50 kg 程度。
ホッキョクオオカミ
ホッキョクオオカミ (Canis lupus arctos) は、カナダ北部とグリーンランドに生息する大型のイヌ科動物である。白いオオカミとしても有名。大規模な群れで生活する捕食者で、主にジャコウウシやホッキョクウサギを餌とする。他にもキツネ、鳥類、クマの子どもなどを食べ、ときには死肉を漁ることもある。
ニシダイヤガラガラヘビ
ニシダイヤガラガラヘビ (Crotalus atrox) は、アメリカ合衆国およびメキシコの砂漠、草原、低木地が原産の毒ヘビである。背中の灰色と茶色の鱗がダイヤ模様に配置されていることが、名前の由来である。全長は平均 1.2m だが、2.1m の個体がいたという記録が残っている。オスはメスより大きい。身の危険を感じると襲いかかってくる危険種である。
シンリンオオカミ
シンリンオオカミ (Canis lupus) は、北半球の大部分に生息する大きなイヌ科の動物であるす。ハイイロオオカミとも呼ばれ、捕捉可能な獲物なら何でも食べるオールラウンドの肉食動物であり、多種多様な環境で生活することができる。
スプリングボック
スプリングボック (Antidorcas marsupialis) は、アフリカ南部のサバンナ原産の小型アンテロープの一種である。竪琴のような黒い角、暗褐色の模様のある褐色の毛皮、腹と顔が白く、目から鼻筋にかけて、涙のような茶褐色の筋がある。体の大きさはオス、メス同じくらいで、どちらにも角があるが、オスの角のほうが立派である。
ブチハイエナ
ブチハイエナ (Crocuta crocuta) はサブサハラアフリカ原産の動物である。万能型捕食者で、熱帯雨林や砂漠では見つからないが、ほとんどの環境で生きていける。しっかりとした前肢、筋肉質の首、比較的華奢な後肢が特徴的な外見をしている。大きな頭で、鼻筋も広く、土色の毛皮には黒い斑点があり、首から背中にかけて、たてがみがある。
イリエワニ
イリエワニ (Crocodylus porosus) は、東南アジア、オーストラリア北部、インド東部の沿岸地域に生息する大型の爬虫類である。食物連鎖の頂点に位置する、とても優秀で危険な肉食獣あり、オスは体長 3.5~6 m、体重 200~1000 kg にまで成長することがある。メスはオスに比べて著しく小さく、平均 2.7~3.4 m、120~200 kg である。オス、メスともに、他のワニの種よりも鼻や体の幅が広く、体は褐色から灰緑色で個体ごとにばらつきがある。
セーブルアンテロープ
セーブルアンテロープ (Hippotragus niger) は、アフリカ南東部に生息する有蹄動物の一種である。顔から後方に湾曲して延びる長くデコボコのある角、腹部、顎、喉の白い黒褐色の毛皮、顔には涙のような白い模様がある。オスはメスより大きく、色が濃く、角も長い。オス、メスともにサバンナを移動しながら草を食べるが、開けた場所よりも、疎林を好む傾向がある。
プロングホーン
プロングホーン (Antilocapra americana) は、別名エダツノレイヨウとも呼ばれるが、アンテロープ (レイヨウ) とは異なる種である。北米に棲むプロングホーンは、アンテロープに似た生態的地位を占めているため、英語では pronghorn antelope であるが、単に pronghorn と呼ばれることも多い。背中と体側が黄褐色で、腹が白く、白い下腹部、首に山形の白い模様がある。肩高は平均 81~104 cm、体長 1.3~1.5 m である。オスはメスよりも 10% 大きく、鼻筋が黒く、長く太い角がある。
ナイルオオトカゲ
ナイルオオトカゲ (Varanus niloticus) は、サハラ以南のアフリカの非砂漠地域に生息する大型の爬虫類の一種である。また、アメリカ、厳密にはカリフォルニア州とフロリダ州、にも導入されており、外来種として認識されている。