マンドリル
マンドリル (Mandrillus sphinx) は、カメルーン、ガボン、赤道ギニア、コンゴの熱帯雨林や高原に生息する大型の猿の一種である。オリーブ色がかったダークグレーの毛皮、白い腹、顔の色に特徴がある。鼻には長いピンク色の筋があり、その両側は青い。黄色いヒゲもある。
ニホンザル
ニホンザル (Macaca fuscata) は、日本列島固有の猿の一種である。日本北部の亜寒帯林など、様々な環境条件で暮らすため、欧米では「スノーモンキー」とも呼ばれる。ベージュの厚い毛皮で覆われた体、白い腹、ピンクの顔で、オスの平均体長は 57 cm、体重は 11 kg である。メスは若干小さく、平均 52 cm、8 kg である。オス、メスともに、強い絆で結ばれた血縁関係のあるメスと、他のグループから入ってきた血縁関係のないオスで構成される 10 頭から 100 頭の群れで暮らす。絶滅の危機にさらされてはおらず、野生のものも多く存在する。そのため、数が増えすぎると、作物や樹木への被害を防ぐために間引きされることもある。
インドサイ
「一角サイ」とも呼ばれるインドサイ (Rhinoceros unicornis) は、インド北部、ネパール、ブータンの河川流域に棲む大型の有蹄類である。短く太い角と茶色がかった灰色のゴツゴツした肌が特徴で、甲冑のようだ。オスはメスより体が大きく、オスの平均体重 2100 kg、体長 3.7 m に対し、メスは平均 1600 kg、3.2 m である。体の大きさの違い以外に、オスの首には目立つひだがある。
インドゾウ
中央アジアおよび東南アジア原産のインドゾウまたは アジアゾウ (Elephas maximus indicus) は、長い鼻、小さな耳、灰色の皮膚、顔の周りのピンクの斑点が特徴的な動物だ。アフリカゾウと比較して体は小さく、オスは体長 2.75 m、体重 4000 kg、メスは、体長 2.40 m、体重 2400 kg です。大型の草食動物であり、森林、草原、山岳地帯など、さまざまな環境で暮らし、木の葉、樹皮、草を食べる。
ヒマラヤヒグマ
ヒマラヤヒグマ (Ursus arctos isabellinus) は、アフガニスタン、パキスタン、インド北部、中国西部、ネパール、カザフスタン、チベットの山に生息するヒグマの亜種である。個体数が激減しており、絶滅が危惧されている。野生に生息している個体数は不明であるが、地域開発による生息地の分断化、毛皮やその体の部位の密猟など、さまざまな要因によって絶滅の危機に瀕している。
ハイイログマ
アメリカ北部およびカナダに生息するハイイログマ (グリズリー) は、実際にはヒグマ (Ursus arctos horribilis) の亜種であり、混乱を避けるためにしばしばアメリカヒグマと呼ばれる。ハイイログマの特徴は、そのぶ厚い茶色の毛皮、肩の大きなこぶ、まっすぐな鼻、丸い耳である。長い爪のある前足がとても強力で、穴を掘ったり、獲物を捕まえるのに使用する。体が非常に大きくなるものもいるが、体のサイズにはかなりのばらつきがある。平均的なサイズは、オスが体重約 240 kg、体長 2.2 m、メスが体重 160 kg、体長 1.8 m である。
ジャイアントパンダ
ジャイアントパンダ (Ailuropoda melanoleuca) は中国中部の山岳地帯に生息するクマの一種である。体は特徴ある黒と白の毛皮で覆われており、脚や耳、目の周りが黒色をしている。ほとんど笹しか食べないため、豊かな竹林でしか生活できない。竹はエネルギーの低い食べ物であるため、生きていくためには大量に食べなくてはならず、起きている時間のほとんどを餌探しと食事に費やさなければならない。また、エネルギー摂取量の少なさから、生まれてくる子は、非常に小さく脆弱である。
オリックス
オリックス (Oryx gazella) は、アフリカ南部のカラハリ砂漠とナミブ砂漠に生息するアンテロープの一種である。オリックスにはいくつか外見上の特徴がある。細長いらせん状のツノ、黒い顔と目および鼻口部の白い模様、灰褐色の毛皮、脚の上部と背中の黒い模様、そして白い「ソックス」。平均的なオリックスは肩高 1.1~1.3 m、体長 1.9~2.4 m、ツノの長さ 85 cm。また、オスはメスよりも少しだけ大きく、かなり重い。
タイワンツキノワグマ
タイワンツキノワグマ (Ursus thibetanus formosanus) はアジアクロクマの亜種で、台湾の固有種である。ずんぐりした体型で黒い毛皮で覆われており、丸い耳と長くてまっすぐな鼻が特徴。さらに外見で最も印象的なのは、胸にある白い V 字型の斑紋である。タイワンツキノワグマは性的二形で、オスがメスよりもはるかに大きい。オスは平均体重 135 kg、体長1.7 m であるのに対し、メスは 平均体重 70kg、身体長 1.35m である。
イボイノシシ
イボイノシシ (Phacochoerus africanus) はサハラ以南のアフリカの様々な環境下に生息している。現在は絶滅危惧種ではないが、干ばつに弱く、また人間にとっては害獣と見なされることが多いため狩猟の被害にも遭いやすい。その理由は 2 つあり、第 1 に、イボイノシシは家畜に疫病を広める可能性があるためである。第 2 に、農地の作物を牙でかき回して枯らせてしまう恐れがあるからだ。そのため、部分的にイボイノシシが絶滅しているスポットがいくつか存在する。