アメリカバイソン
アメリカヘイゲンバイソン (Bison bison bison) は、アメリカ合衆国およびカナダが原産の大型有蹄類である。バイソンは大きな頭と肩のコブと体の前四半部が特徴的で、そのすべてがボサボサの毛で覆われている。後四半部は比較的筋肉が少なく、毛も薄い。オスとメス両方とも角を持ち、大きさも同じくらいだが、オスの方が筋肉が多いため体重はずっと重い。
リカオン
リカオン (Lycaon pictus) は、アフリカンハンティングドッグまたはペインテッドウルフとも呼ばれる。サハラ以南のアフリカ全域に生息しており、大陸内に数種類の個体群と計 5 種類の亜種がいる。他のイヌ科の動物と比べて、痩せて体高が高く、非常に大きな丸い耳と珍しい配色が特徴である。通常黄色と黒のまだらの毛皮で、脚・胸・尻尾に白い斑点がある。ただし亜種にはさまざまな配色が見られる。体の一部にブチのような模様があるものもいる。
アフリカゾウ
サハラ以南のアフリカのサバンナ、森、山が原産のアフリカゾウ (Loxodonta africana) は、灰色の肌と特徴的な鼻を持つ大型で屈強な哺乳類だ。ゾウは鼻を使って声を出し、水を飲み、食べ物をつかむ。雌雄両方に牙が生えており、どちらも高い知性と強い社会的絆 (特に母親と赤ん坊) で知られている。メスの群れの絆は一生続き、たとえ群れがバラバラになっても、後に再会すれば家族のことを思い出し、意思疎通ができるだろう。
アフリカスイギュウ
サハラ以南のアフリカ全域に生息しているアフリカスイギュウ (Syncerus caffer caffer) は、ウシ科の中で最も大きく、アフリカの自然界に分布している。一般的な個体は、体長 1.7 m~3.4 m、体高 1.0~1.7 m。太くてカーブした特徴的な形の角が、額の中央にある「突起」で結合している。群れを率いるオスのリーダーが、最も大きな角を持っていることが多い。
ツチブタ
ツチブタ (Orycteropus afer) は中型の食虫動物で、サハラ以南のアフリカのあらゆる場所に生息している。ピンクがかった灰色の皮膚にはゴワゴワした毛がまばらに生えており、大きくてスレンダーな耳と、鼻先がブタのようになった細長い頭が特徴である。オスはメスよりわずかに大きいが、いずれも一般的な個体は体長 105~130cm、尻尾の長さ 60~70cm、体重 40~65kg 程度。