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コブハクチョウ

コブハクチョウ (Cygnus olor) はヨーロッパとアジアに生息する大型の水鳥で、北米や日本にも移入されている。白い体、黒い脚、橙赤色のクチバシで、鼻孔や目の周り、クチバシの縁と先端は黒い。リューシスティックの色形態が見られることもあり、成体ではほとんど見分けがつかないが、脚が黒ではなくピンク色である。ヒナの羽毛は通常は灰色だが、リューシスティックが見られる場合は白色である。コブハクチョウは目の間のクチバシの付け根に特徴的な黒いコブがある。このコブは、通常オスの方が大きいが、個体、環境、時期によって異なり、繁殖期には、繁殖中のオスとメスのコブは大きくなる。通常オスは体長 1.4 m ~ 1.7 m、翼開長 2 m ~ 2.4 m、体重 9.2 kg ~ 14.3 kg である。メスはわずかに小さく、体長 1.25 m ~ 1.55 m、翼開長 1.8 m ~ 2.16 m、体重 7.6 kg ~ 10.6 kg である。

ヨーロッパバイソン

生息地であるヨーロッパでは「ヴィーゼント」とも呼ばれるヨーロッパバイソン (Bison bonasus) は、東ヨーロッパのポーランド、ロシア、ベラルーシ、リトアニア、ウクライナ、スロバキアの森林や草原に生息する大型の有蹄類である。ヨーロッパバイソンの特徴は、大きな頭、肩のこぶ、前脚で、そのすべてが茶色のボサボサの被毛で覆われている。後脚はそれほど大きくなく、薄い被毛に覆われている。オスもメスも巻き角が内側を向いており、それ以外はよく似ているが、オスの方が 5% ほど体が大きい。オスは肩高 1.8 m ~ 2.1 m、体長 2.8 m ~ 3.3 m、体重 615 kg ~ 920kg である。メスは肩高 1.7 m ~ 2 m、体長 2.4 m ~ 2.9 m、体重 425 kg ~ 635 kgである。

イノシシ

イノシシ (Sus scrofa) は、ユーラシア大陸の温帯地域、地中海沿岸のアフリカ北部、アジアの砂漠や低木地帯、東南アジアの熱帯雨林や草原に生息するブタである。北米、南米、オセアニアにも導入されている。その広い分布と適応性から、イノシシには 16 の亜種が認められており、外見も大きく異なる。最大のイノシシは中欧と東欧に生息している。体毛は暗褐色の粗い剛毛で、オスの首にはたてがみがある。イノシシは体長の 3 分の 1 にも達する大きな頭部を持ち、強靭な首の筋肉と相まって、凍った地面でも掘り起こすことができる。性的二形が見られる種であり、オスはメスより体が大きい。オスは成長すると肩高 85 cm ~ 100 cm、体長 1.45 m ~ 1.75 m、体重 75 kg ~ 130 kg になる。メスは肩高 75 cm ~ 90 cm、体長 1.3 m ~ 1.57 m、体重 60 kg ~ 90 kg である。

ターキン

ターキン (Budorcas taxicolor) は、チベット、ブータン、インド北部、ミャンマー、中国の山岳地帯に生息する大型のウシ科の動物である。ずんぐりとした牛のような体格で、ボサボサの毛に覆われている。ターキンには 4 つの亜種が存在し、毛色や大きさが異なる。脚は黒っぽく、黒に近い色になることが多く、全体的な色合いは大理石のような黒褐色から灰黄色、黄金色まで幅広い。オスはメスより体が大きいが、オス、メスともに長さ 64 cm にもなる角がある。オスは体長 1.6 m ~ 2.2 m、肩高 97 cm ~ 140 cm、体重 300 kg ~ 350 kgである。メスは体長 1.6 m ~ 1.95 m、肩高 95 cm ~ 125 cm、体重 240 kg ~ 280 kgである。

タスマニアデビル

タスマニアデビル (Sarcophilus harrisii) は、タスマニア州の低木林地や森林に生息する大型の肉食有袋類である。オーストラリアのニューサウスウェールズ州では、再導入も行われている。体格はがっしりとしており、頑丈な脚と立派な尾が特徴である。とがった鼻、小さな目、毛のない丸い耳が特徴だ。体毛は黒く、尾と鼻先には赤茶色の毛があり、胸と肩には白い三日月型の模様がある。性的二形であり、オスはメスよりも体が大きく、体重もある。オスは体長 62 cm ~ 71 cm、体重 5.5 kg ~ 12 kg。メスは、体長 52 cm ~ 57 cm、体重 4.1 kg ~ 8.1 kg である。オス、メス、ともに肩高約 20 cm ~ 30 cm で、尾の長さは約 25 cm である。

ノースアイランドブラウンキーウィ

ノースアイランドブラウンキーウィ (Apteryx mantelli) はニュージーランド北部の森林に生息する飛べない小型の鳥である。丸い体は厚い茶色の羽毛に覆われ、ずんぐりとしたピンク色の脚に支えられている。小さく黒い目とピンク色の長いくちばしをしている。メスはオスよりわずかに体が大きく、体重も重く、体高 50 cm ~ 60 cm、体重は約 2.8 kg であるのに対し、オスは体高 45 cm ~ 55 cm、体重 2.2 kg である。

コガタペンギン

コガタペンギン (Eudyptula minor) はブルーペンギンとも呼ばれる、オーストラリア南部とニュージーランドの海岸線とその周辺の海に生息する小型の海鳥である。背中には濃紺の羽毛、腹部と顎には白い羽毛が生えている。目とくちばしは黒く、足はピンク色である。オスとメスの外見はよく似ている。平均体高 30 cm、体重 1.1 kg ~ 1.5 kg と小柄だ。

クアッカワラビー

クアッカワラビー (Setonix brachyurus) は、ロットネスト島やボールド島、オーストラリア南西部の海岸の沼地や低木林、森林に生息するワラビーの小型種である。厚く黄褐色がかった茶色の毛皮に覆われ、大きくて力強い後肢、小さくて器用な前腕、細い尾が特徴である。丸い耳と丸い顔が「笑っている」ような表情をしている。体長 40 cm ~ 54 cm、尾の長さが 25 cm ~ 30 cm である。オスはメスよりわずかに体が大きく、体重 2.7 kg ~ 5 kg であるのに対し、メスは 1.5 kg ~ 3.5kg である。

フォッサ

フォッサ (Cryptoprocta ferox) はマダガスカルの森林地帯に生息する大型の哺乳類である。マダガスカルの肉食種、マダガスカルマングース科に属し、中でもフォッサは最大の種である。大半を樹上で生活するフォッサは猫のような細長い体型をしており、尾は体とほぼ同じ長さである。毛皮は均一な褐色である。耳が丸く、丸い鼻と猫のような黄色い目が特徴である。オスとメスはよく似ており、体長 61 cm ~ 80 cm、尾の長さが 60 cm ~ 75 cm である。体重は 5 kg ~ 9 kg である。

 

アカカワイノシシ

西アフリカ、中央アフリカの川、湖、沼地が原産のアカカワイノシシ (Potamochoerus porcus) は、ブタ科の小型動物である。全身に赤い毛が生え、顔、足、尾、耳は黒いのが特徴である。耳には黒と白の長い毛がある。背中には、白い毛がライン状に生えている。顔や耳の周りには白い毛がみられる。性的二形が見られ、オスはメスよりも体が大きく、体重もあり、頭蓋骨も大きく鼻に円錐状のこぶがあり、顔に沿った長いひげがある。頭胴長 100 cm ~ 150 cm、肩高 50 cm ~ 80 cm、体重 45 kg ~ 115 kg である。