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サセックス種

サセックス種は家畜化されたニワトリ (Gallus domesticus) の品種である。原産地であるイングランド南東部沿岸のサセックス地方にちなんで名付けられた。サセックス種は中型のニワトリで、がっしりした体と広い背中を持つ。頸羽と呼ばれる首の羽毛と尾の羽毛は他の部位より黒く (多くの場合黒)、体の羽毛は白、灰色、褐色、赤、茶色の場合がある。頭にはトサカがあり、くちばしの下には肉垂がある。サセックス種は性的二形である。オスはメスに比べてトサカが大きく、肉垂と尾羽が長く、体も大きく重い。オスは体高約 50 cm で平均体重 4.3 kg であるのに対し、メスは体高約 38 cm で体重 3.3 kg である。

コブハクチョウ

コブハクチョウ (Cygnus olor) はヨーロッパとアジアに生息する大型の水鳥で、北米や日本にも移入されている。白い体、黒い脚、橙赤色のクチバシで、鼻孔や目の周り、クチバシの縁と先端は黒い。リューシスティックの色形態が見られることもあり、成体ではほとんど見分けがつかないが、脚が黒ではなくピンク色である。ヒナの羽毛は通常は灰色だが、リューシスティックが見られる場合は白色である。コブハクチョウは目の間のクチバシの付け根に特徴的な黒いコブがある。このコブは、通常オスの方が大きいが、個体、環境、時期によって異なり、繁殖期には、繁殖中のオスとメスのコブは大きくなる。通常オスは体長 1.4 m ~ 1.7 m、翼開長 2 m ~ 2.4 m、体重 9.2 kg ~ 14.3 kg である。メスはわずかに小さく、体長 1.25 m ~ 1.55 m、翼開長 1.8 m ~ 2.16 m、体重 7.6 kg ~ 10.6 kg である。

ノースアイランドブラウンキーウィ

ノースアイランドブラウンキーウィ (Apteryx mantelli) はニュージーランド北部の森林に生息する飛べない小型の鳥である。丸い体は厚い茶色の羽毛に覆われ、ずんぐりとしたピンク色の脚に支えられている。小さく黒い目とピンク色の長いくちばしをしている。メスはオスよりわずかに体が大きく、体重も重く、体高 50 cm ~ 60 cm、体重は約 2.8 kg であるのに対し、オスは体高 45 cm ~ 55 cm、体重 2.2 kg である。

コガタペンギン

コガタペンギン (Eudyptula minor) はブルーペンギンとも呼ばれる、オーストラリア南部とニュージーランドの海岸線とその周辺の海に生息する小型の海鳥である。背中には濃紺の羽毛、腹部と顎には白い羽毛が生えている。目とくちばしは黒く、足はピンク色である。オスとメスの外見はよく似ている。平均体高 30 cm、体重 1.1 kg ~ 1.5 kg と小柄だ。

エミュー

エミュー (Dromaius novaehollandiae) は、飛べない鳥としてはダチョウに次いで世界で 2 番目に大きい種である。オーストラリアのサバンナや森林地帯に生息している。長い首には毛がなく青みがかっていることもある。首から下はボサボサの茶色の羽毛に覆われ、灰色の長い脚と大きな 3 本の趾が特徴である。灰色のくちばし、オレンジ色の目、頭頂部にはふさふさした羽毛が生えている。オスもメスも外見上は似ているが、一般的にメスはオスよりも体が大きく体重もある。オスは体高 1.5 m ~ 1.8 m、体長 1.39 m ~ 1.57 m、体重 30 kg ~ 55 kg である。メスは体高 1.6 m ~ 1.9 m、体長 1.5 m ~ 1.64 m、体重 35 kg ~ 60 kg である。

タンチョウ

ツルの仲間で最も大きなタンチョウ (Grus japonensis) は、ロシア東部、中国、モンゴル、韓国、日本の湿地、河川、干潟に生息する水鳥の一種である。タンチョウの多くは渡りを行い、夏はロシア、中国、モンゴルで、冬は韓国や中国で過ごす。一方、日本のタンチョウは渡りをせず、周年生息する性質がある。タンチョウの羽は白色で、尾羽、首、顔は黒色、翼の端には黒い羽が一列に並ぶ。頭頂部の赤い皮膚がむき出しになっているのが特徴的なため、この名前がつけられている。タンチョウは体高 1.5 m ~ 1.58 mで、翼を広げると 2.2 m ~ 2.5 m にもなる。体重は 4.8 kg ~ 10.5 kg である。 オスはメスより体重で勝る傾向があるが、それ以外の違いは見られない。

ケープペンギン

ケープペンギンは、南アフリカやナミビアの海岸線や島に生息する飛べない鳥である。背中、「翼」、足が黒く、顔の黒い「マスク」の周りは白い。また胴体も白く、胸の上部に黒いラインがある。目のまわりにピンク色の裸域があり、体温調節の役割を果たしている。胸にそれぞれ個体ごとに異なる黒い斑点模様がある。大きさは 60 ~ 68 cm で体重は 2.2 ~ 3.5 kgである。オスはメスより若干体が大きく、クチバシが長い。

オウサマペンギン

オウサマペンギン (Aptenodytes patagonicus patagonicus) は南洋に生息し、フォークランドやサウスジョージアなどの亜南極の島々で繁殖する大型の海鳥である。オウサマペンギンは背中と翼に濃い灰色の羽毛、胸と腹には白い羽毛があり、首が黄色で、頭が黒く、頬が明るいオレンジで、クチバシにオレンジのラインがみられる。体長 70 ~ 100 cmで、平均体重 9 ~ 14 kg で、コウテイペンギンに次いで大きい種である。

ヒクイドリ

ヒクイドリは、パプアニューギニア、インドネシア、オーストラリア北部の熱帯雨林、マングローブ、草原に生息する大型の飛べない鳥である。もさもさした毛髪状の黒い羽毛と、丈夫な灰色の脚を有する。頭の上に特徴的な茶色い突起があり、こげ茶色の曲がったくちばし、濃い青色の喉と薄い青色の頭頂部をしている。首の後ろはオレンジ色で、喉から赤い肉垂が 2 つぶら下がっている。オスとメスの外見は似ているが、メスがオスよりはるかに大柄で、とさかやくちばしも大きく、色も鮮やかだ。オスのヒクイドリの体高は平均 112~136 cm、体重は 29~34 kg。メスの体高は平均 140~170 cm、体重は 46~69 kg。

インドクジャク

俗に「クジャク」と呼ばれるインドクジャク (Pavo cristatus) は、南アジア原産の大きな鳥だが、人間の手で世界中に広められた。オスは青い光沢のある鮮やかな羽と、非常に大きな飾りのついた尾があり、丸い模様の付いた大きな羽を広げて、大きさを誇示することで有名である。この動作は、メスを引き付けたり、他のオスを威嚇するための行動である。メスは、茶色の羽、首の後ろにある鮮やかな青い模様、扇状の尾がないなど、オスとは全く違った姿をしている。オス、メスの両方に羽のトサカがある。